過去に帰化申請が却下されたことがある
1 過去に帰化申請が却下されたことがある方へ
外国人が帰化して日本国籍を取得すると、日本人と同じ扱いになるため、様々な職業に就くことができますし、選挙権を得ること、公職に就くこともできるようになります。
ただし、帰化申請をすれば誰でも日本国籍を取得できるわけではありません。
実際に、統計を見ると、帰化申請が認められなかったというケースも多々あります。
しかし、一度認められなかったとしても、適切な対策を講じることで再申請によって日本国籍を取得できる可能性があります。
今回は、帰化が認められない主な理由や再申請をするときのポイントについて解説します。
2 帰化が認められない主な理由
帰化の条件を満たしていないと判断されたことが原因です。
具体的には、以下のような要因が考えられます。
⑴ 素行条件を満たしていない
犯罪歴がある、交通違反歴がある、税金や社会保険料を納付していないなどの素行に問題があるとされる場合には帰化が認められません。
⑵ 生計条件を満たしていない
帰化申請の場面では、申請者が安定した収入を得ており日本で経済的に自立して生活できるかどうかが審査されます。
明確な基準があるわけではないですが、申請者単身の場合、年収300万円未満では、本条件を満たさないと判断される場合があります。
⑶ 住所条件を満たしていない
帰化申請をするときまで、引き続き5年以上、日本に住んでいることが条件となりますが、一定期間外国に住んでおり、「引き続き」の条件を満たさないとして帰化が認められないケースがあります。
3 帰化が認められなかった場合の対策
もし帰化申請が認められなかったら、すぐに諦めるのではなく、まずは認められなかった理由をしっかりと確認しましょう。
認めない理由を書面などで出してくれることはまずないですが、口頭で教えてくれることはあります。
しっかりと確認をして、その部分を適切な状態にすることで次回の帰化申請時には帰化が認められるための準備をするようにしましょう。